日本には山があり海があり…自然豊かで四季に恵まれ、その時々で色々な花が咲き、美しい表情を見せてくれます。

漆器のお品には漆が使われています。漆科の植物は日本全土に自生しています。カブレをもたらす事によって、敵から身を守り、幹が傷つけられた時は樹液を固めて傷口を保護します。殺菌性と強い保護力が注目され、家具や道具、器に使われるようになったようです。

「うるし麗し」

という言葉があるように、この美しい工芸を少しでも普段の生活に取り入れていただけたら…

そんな思いからお取り扱いを始めました。

天然の素材を使っているため、反りや割れが出できてしまいます。近年はプレスチックの漆器のものも多くあります。使い勝手良く、とても丈夫ですが、何の変化を見ることのない姿に寂しさを思います。反りや割れも、使う年月とともに、愛おしさを感じることが出来たら…愛着のあるお品をご案内できるよう、日々、努めて参ります。

時間の経過とともに、変化を慈しみ、愛でる楽しさのある…

そんな日々が過ごせますように……